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ふくしかくネット:保育士試験攻略講座

保育士試験合格へ向けて、各科目の特徴や取り組み方、内容面でのポイントなどを書き綴っていきます。社会的養護・教育原理、子どもの食と栄養につきましては、「社会的養護・教育原理攻略講座」、「子どもの食と栄養攻略講座」があるので、このブログでは、それ以外の6科目を取り扱っていきます。

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子ども・子育て支援新制度1 概要 

Posted on 19:47:49

今年の4月1日に「子ども・子育て支援法」が施行されることから、芋づる式に関連各改正法が施行され、「子ども・子育て支援新制度」が今年の4月1日に全面施行されることになりました。

このブログでは、主として「保育原理」「児童家庭福祉」を受験される方のために、この正体不明(?)の「子ども・子育て支援新制度」のポイントを、順次、分かりやすくお伝えしていきたいと思います。

必ずしも筆記試験対策における必要最小限の内容のみをお伝えするわけではなく、この制度の是非についても少し考えていきたいと思います。
覚えるべきことについては、「これは覚えてください」とお伝えいたしますので、基本的には肩の力を抜いて、読み進めていっていただきたいと思います。

筆記試験の科目は相互に関連し合っており、「「保育原理」「児童家庭福祉」以外の科目では絶対出題されない」ということはないので、他の科目のみを受験される方も、ご興味に応じて、目を通していっていただけると幸いです。


<子ども・子育て支援新制度とは>

「子ども・子育て支援新制度」とは、平成24年8月に成立した「子ども・子育て支援法」、「就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律の一部を改正する法律」、「子ども・子育て支援法及び就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律」の子ども・子育て関連3法に基づく制度のことをいいます。

要するに、「認定こども園法」のほか、主として「児童福祉法」を改正し、それらの橋渡し的法律として「子ども・子育て支援法」を新たに制定してでき上がった制度ということになります。

内閣府は、制度の主なポイントを7つほどあげていますが、その中でも中心的なポイントは、次の3点であると考えられます。
① 認定こども園、幼稚園、保育所を通じた共通の給付(「施設型給付」)および小規模保育等への給付(「地域型保育給付」)の創設
② 認定こども園制度の改善(幼保連携型認定こども園の改善・移行促進等)
③ 地域の実情に応じた子ども・子育て支援の充実(地域子ども・子育て支援事業

「子ども・子育て支援新制度」は、①②により「保育」を拡充して待機児童の解消を図ることを主眼としつつ、その他の子ども・子育て支援の拡充も図っていく制度だということができます。
具体的な内容については、追って、順次説明していきますが、最初に知っておいていただきたいことは、①~③において、「実質的な変更点は大して多くない」ということです。

例えば、当初の改正案では、<市町村(特別区を含む。)が保育を必要とする子どもを原則として認可保育所で保育する責任>を規定した「児童福祉法」第24条第1項を削除し、認可保育所が足りなければ「家庭的保育事業」や「小規模保育事業」を利用させれば済む、という制度に改正するはずでした。
しかし、その後の修正案により市町村の保育責任が復活し、認可保育所における保育が原則となり、実質的には元に戻ってしまっています
(細かい点は変わっていますが、少なくとも、市町村が保育所希望の子どもを簡単に小規模保育に振り分けたり、保育を民間まかせにしたりすることはできなくなっています。)
また、幼稚園は、新制度に移行しても、移行しなくても構いません。

なぜ、そのような複雑なことになってしまったかというと、当初、「認定こども園」を廃止して「総合こども園」を創設し、保育サービスを市場化する方向の改正案が作成された後、政権交代があり、改正案も紆余曲折して、市町村の保育責任は残り、「認定こども園」も残しつつも「幼保連携型認定こども園」にだけ特別な役割(幻となった「総合こども園」的な役割)を与えるなど、行って戻って、「新制度」というほどの「新制度」ではなくなってしまったためです。

費用の流れは、形としては変わっているものの、「私立」保育所だけ、今までと同様、市町村が委託費を支弁することになっており、制度として、すっきり理解することが困難となっています

「実質的な変更点は大して多くないのに、不必要に複雑な制度になっている」ということになります。
(批判的になってしまいますが、家庭的保育や小規模保育を増やすことが、保育所待機児童の問題の本当の解決につながるのかどうか、何とも言えません。)

ともかく、「実質的な変更点は大して多くないのに、不必要に複雑な制度になっている」ので、しっかり理解しようとすると、無駄に苦しむことになります。
また、たとえ「保育原理」「児童家庭福祉」であっても、筆記試験の問題作成者も、道義的に考えて、表面的な問題(「子ども・子育て支援法」の条文の空欄補充など)しか作成できないのではないかと思われます。

そのようなわけで、「子ども・子育て支援新制度」については、身構えることなく、今後の記事でお伝えしていく基本的な内容を、やや機械的・表面的に押さえていっていただけば足りるものと考えております。


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ジャンル - 学校・教育

タグ - 子ども・子育て支援新制度  子ども・子育て支援法 
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